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無料の大容量ファイル転送を比較 — ギガファイル便 vs file.kiwi、どちらを選ぶ?

無料で使える大容量ファイル転送サービスはいくつもありますが、日本では ギガファイル便 が長年定番として親しまれてきました。最近では新しい選択肢として file.kiwi を選ぶ人も増えています。

この記事では、「無料で使ったとき」 という条件に絞って、両サービスの機能・容量・使い勝手を並べて整理しました。

ギガファイル便の特徴

ギガファイル便は会員登録なしで最大300GBまでのファイルをアップロードでき、生成されたURLを共有するだけで相手がダウンロードできるサービスです。保管期間はアップロード時に 3日 / 5日 / 7日 / 14日 / 30日 / 60日 / 100日 の中から選べ、最長100日まで保持できる点が大きな魅力です。

file.kiwi の特徴

file.kiwi も登録なしで無料で使える大容量ファイル転送サービスですが、設計思想が少し異なります。無料プランで相手がダウンロードできる期間は 最大48時間 で、ファイルサイズによって短くなります。
file.kiwi は中断した転送を途中から再開できるため、数十GBのファイルを最初からやり直す必要がありません。

画面で比べる — 実際の画面

最初の画面

最初の画面の比較。左がギガファイル便、右が file.kiwi

左:ギガファイル便の入口画面には広告が表示されます。
右:file.kiwi の入口画面には広告が表示されません。

アップロード中の画面

アップロード中の画面の比較。左がギガファイル便、右が file.kiwi

左:ギガファイル便はアップロードが完了するまで共有できず、完了を待つ必要があります。
右:file.kiwi はアップロード中から共有用 URL が発行され、完了を待たずに相手へ渡せます。

ダウンロード画面

ダウンロード画面の比較。左がギガファイル便、右が file.kiwi

左:ギガファイル便ではファイルごとに個別のダウンロードURLが発行され、すべてのファイルを ZIP にまとめてダウンロードするためのURLも別に用意されます。
右:file.kiwi はダウンロードURLがフォルダ単位で、リンクを1つ渡すだけで相手はすべてのファイル一覧を確認でき、個別にダウンロードすることもできます。ZIP にまとめる機能の代わりに一括ダウンロード機能があり、プレビューにも対応しています。アップロード中でもダウンロードが進んでいく様子をそのまま確認できます。

一目でわかる比較表

項目 ギガファイル便(無料) file.kiwi(無料)
ファイルの最大サイズ 300GB 無制限
保管期間 3日 / 5日 / 7日 / 14日 / 30日 / 60日 / 100日 から選択 無料ダウンロード時間 最大48時間
会員登録 不要 不要
広告表示 あり(ダウンロードページに多数) なし
中断したアップロード/ダウンロードの再開 ❌ 非対応 ✅ 対応
リアルタイム共有再生 ✅ アップロード中でもダウンロード可能
ブラウザ内暗号化 ✅ 128-bit AES-GCM
対応言語 日本語のみ 日本語・英語・中国語・韓国語ほか多言語

ファイル転送で考えるべきポイント

セキュリティ

ギガファイル便のように原本をそのまま保管するサービスの安全性に対する懸念は、運営会社を信頼するだけでは解消できません。運営側の善意とは無関係に、内部運用のミスやハッキングによってファイルが流出する可能性があるからです。一方、file.kiwi はブラウザ上で RFC 8188 — Encrypted Content-Encoding for HTTP (AES-128-GCM) に従って暗号化されたうえでサーバーに送られます。つまり、サーバーには原本が保存されておらず、仮に取り出されても何もできません。リンクを渡された相手だけが原本を復号できます。

復旧能力

ファイル転送において見落とされがちな部分です。大容量ファイルを扱っていると、転送が中断されることが少なからずあります。これは運営会社がいくら努力しても解決できる問題ではありません。サーバーとユーザーの間にあるインターネット網全体を管理することはできないからです。失敗したときに、どれだけ復旧できるかが重要になります。最後の1MBだけ受信できずに転送が切れ、200GBを最初からやり直すとしたら、誰でも徒労感を覚えるはずです。だからこそ、最初から復旧能力に優れたサービスを選ぶのが得策です。ギガファイル便を含め、多くのファイル転送サービスはこの復旧機能を提供していません。一方、file.kiwi はアップロードやダウンロードが中断しても、続きから転送できます。

全体の作業時間

ファイルのアップロードは、ダウンロードのために行う作業です。したがって、ダウンロードが完了する時点こそ、全体の作業が終わる時点です。アップロード速度そのものではなく、ダウンロード完了までにかかる時間を短くすることが本質です。ギガファイル便を含む多くのサービスは、この点を考慮していません。file.kiwi は送信者がファイルを選んだ瞬間に共有可能なリンクを発行します。このリンクを受け取った人は、すぐにダウンロードを開始できます。そのため、送信側でアップロードが終わるのとほぼ同時に、ダウンロード側でも受信が完了します。100GBのファイルでも、10秒で相手の端末に保存が始まります。

有料プランも比べてみる

ここまでは無料プランの比較でしたが、両サービスは有料オプションも用意しています。それぞれの「有料で得られる価値」は大きく方向性が異なります。

ギガファイル便の有料プラン

ギガファイル便は無料でも 300GB/最長100日まで使えるため、無料の時点で容量・期間の余裕は十分あります。有料プランは主に ダウンロードページの広告を非表示にする ための「快適さ」を向上させるものが中心です。毎月費用を支払う方式で、必要なときに単発で使う用途というよりも、長期利用向けの料金プランです。

file.kiwi の有料プラン

file.kiwi の有料オプションは「保管期間の延長」に特化しています。無料ではダウンロード可能時間が最大48時間(ファイルサイズが大きくなるほど短くなる)ですが、ダウンロードパスを購入することで最長90時間まで延長できます。あるいは、ファイル保持期間の長い有料フォルダ(+7日 / +15日 / +30日)を購入することもできます。

ギガファイル便は比較的長期保存向けの料金プランを提供しており、file.kiwi はリアルタイムでファイルをやり取りしたい人や、必要な期間だけ集中的に使いたい人に向いています。

シーン別のおすすめ — どちらを選ぶべきか

無料という条件で比較すると、両サービスは得意な領域が異なります。

ギガファイル便が向いている場合

  • 100日ほど長期間、受信者がいつでもダウンロードできる状態にしておきたい
  • 日本国内の個人間で、単純なURL共有だけで十分
  • 300GB以内のファイルを扱う

file.kiwi が向いている場合

  • ファイルが非常に大きく、途中で切れても続きから送りたい
  • セキュリティが重要なファイルを扱う
  • 大容量ファイルを今すぐ共有しなければならない
  • 相手(特にPCに不慣れな方)からファイルを受け取る必要がある
  • 海外のクライアントやチームに送る(多言語対応)
  • 広告のない、すっきりした画面で受け取ってもらいたい

よくある質問(FAQ)

Q1. ギガファイル便は安全ですか?

アップロードしたファイルはサーバー上に原本のまま保管されるため、運営側の内部事故やサーバーへの不正アクセスが発生した場合、内容が流出するリスクがゼロではありません。機密性の高いファイルを扱う場合は、ブラウザ内で暗号化されてから送信される file.kiwi のようなサービスのほうが構造上安心です。

Q2. 海外からも使えますか?

ギガファイル便の画面は日本語のみですが、URL 共有自体は国外からでもアクセスできます。ただし海外の取引先にとっては案内文が読みづらい場合があります。file.kiwi は日本語・英語・中国語・韓国語など多言語に対応しているため、海外チームとのやり取りにも使いやすい設計です。

Q3. file.kiwi は本当に容量制限がありませんか?

はい、特に制限は設けていません。扱える最大サイズは使用する端末の性能に依存します。PC のブラウザや端末のスペックが十分であれば、1TB のファイルでも送受信できます。

Q4. パスワード保護はできますか?

どちらのサービスでもダウンロード用のパスワードを設定できます。file.kiwi はフォルダ単位でパスワードを設定するのに対し、ギガファイル便は個別のファイルごとにパスワードを設定します。

Q5. 会員登録は必要ですか?

どちらも会員登録なしで使い始められます。file.kiwi はログインなしで無料転送が利用でき、有料の期間延長も登録せずにその場で購入できます。

Q6. 保管期間を後から延長できますか?

ギガファイル便は最初に選んだ保管期間(最長100日)がそのまま満了し、途中での延長はできません。file.kiwi は共有リンクごとに +7日 / +15日 / +30日 の延長を後から購入でき、必要になった時点で期間を積み増せます。

Q7. スマートフォンから使えますか?

どちらのサービスもスマートフォンのブラウザから利用できます。file.kiwi は大容量のアップロード中にスリープや回線の切り替えが発生しても途中から再開できるため、モバイル環境でも安定して使えます。

Q8. 送る側より先に、受け取る側のダウンロードが終わることはありますか?

file.kiwi ではアップロード中でも共有リンクからダウンロードを開始できるため、送信側のアップロード完了とほぼ同時に受信側のダウンロードも完了します。ギガファイル便はアップロードが完全に終わってからURLが有効になるため、送信→待機→ダウンロードという直列の流れになります。

Q9. ファイルを削除できますか?

ギガファイル便は発行されたURLページで削除キーを保管しておくことで、後からファイルを削除できます。file.kiwi はユーザーごとの一時キーをブラウザに保存し、アップロード者に対してファイル削除機能を提供しています。

ギガファイル便 以外の選択肢を試してみる

ファイルを選び、URLを相手に送る。それだけで、無料の大容量ファイル転送が完了します。

ギガファイル便の代わりになる無料の大容量ファイル転送サービス — file.kiwi を試してみる

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